■スペック
俺:24歳。
女の子(Y):24歳。
俺とYは小学校から同じ。
中学の時にYの事が好きだと気付いたけど、既にYは彼氏が出来ていた。
そいつは学校一のイケメンで、今は仕事の傍らモデルをしているような男。
当時は敵わないと諦めていた。
正直、俺はモテなかった訳ではない。
そいつほどじゃないが、それなりに告白もされた。
推薦されて生徒会長もした。
目立つ事をしたらYも振り向いてくれるかと期待していた。
そんな訳は無かった。
好きになれるかもしれん、と適当に付き合ってみたりもしたけれどダメだった。
幸せそうに2人で登下校をする姿は、誰が見てもお似合いだった。
ただ、男がイケメン過ぎてYはよく虐められていた。
俺は生徒会長として、何度か女達やYの彼氏に忠告をしていたが、現状は変わらなかった。
保健室で泣いているYに遭遇する度に、俺は心が痛くなった。
中3の冬、Yは珍しく授業を欠席した。
俺とYは同じクラスだから、Yの異変にはすぐ気付けた。
腹痛のフリをして保健室に行ってみると、泣き腫らした顔のYがいた。
「○○(.....続きはこちら→
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