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2013年05月02日(Thu) 【 幹部証言＜北朝鮮＞開城工団閉鎖は計画的か】 韓国の影響拡大怖れた金正日氏「折を見て工団を果敢に閉鎖せよ」と遺訓 開城工団が北朝鮮体制を脅かす要素となる場合は工団を閉鎖せよとの「金正日の遺訓」に基づき、北朝鮮当局は工団閉鎖の段階を踏んでいると、労働党幹部が証言した。 金正日は生前、開城工団の北朝鮮側従業員とその家族の韓国社会に対する憧れなどの意識変化に懸念を示しており、 「転機が訪れればいつでも閉鎖せよ」 との遺訓を残していた。これに基づき、金正恩氏が工団の暫定中断措置に乗り出しているというのが証言の要旨だ。 平壌の労働党幹部は4月29日、デイリーNKとの通話で 「開城工団が拡大するにつれ韓国社会に関心を持ったり憧れを抱く従業員が増加するのが金正日の最大の悩みだった。金正恩は『折を見て工団を果敢に閉鎖せよ』という金正日の生前の遺訓を実行に移している」 と話した。 同幹部によれば、2007年に盧武鉉（ノ・ムヒョン）元大統領と金正日氏が南北首脳会談で開城工団拡大計画を発表した後、「開城工団が数年間順調に運営された結果、住民の生活が顕著に改善した。皆が歓迎する雰囲気」という該当責任者の報告を受けた金正日氏が、 「正気ではない。党の政策を全く心得ないでふざけている」 として、翌日その責任者を解任したのだという。 この責任者解任の事実が2008年初め、党と内閣の幹部だけでなく、一部の住民にまで知られようになり 「開城工団は、今後金正日の決定次第でいつでも閉鎖される可能性がある」 との噂が当時広まったと、同幹部は証言した。 この幹部は 「金正日は常に党幹部たちに『開城工団に絶対に期待をするな』と強調していた。開城工団問題は単に南北関係を象徴する宣伝手段としてのみ活用されてきた。今回韓国は北朝鮮の計略にひっかかった」 と述べた。 盧武鉉元大統領も2007年10月4日、南北首脳会談を終え帰国する途中、開城工団を訪問。 「今回(北側と)対話をしたが『南側で開城工団を政治的に利用して不満だ』という話を聞いた」と話している。 29日、清津に住む別の消息筋も 「開城工団を通して、敵とされてきた南朝鮮住民に対する住民の認識が変わりだした。ここ数年の間に、このような認識は北朝鮮全域に拡散し始めた。住民の認識が変化し韓国に憧れる人が増加しだしてから、『いつでも閉鎖するとの党中央の計画がある』という党幹部の話を頻繁に聞いた」 と伝えた。 さらにこの消息筋は 「開城工団の従業員採用面接を受けたことがある人が『採用時には家ごと引越しする必要はない。臨時採用であるため当分は合宿生活をしてもらう』と言われた話していた」 と述べ、さらに先月27日に実施された講演会の内容を次のように伝えた。 「講演会で党幹部が『開城工団中断は南側政府による最高尊厳冒涜に対する当然の懲罰であり、南側が過ちを認め許しを請わない限り、開城工団が再開されることはない』と述べた」。 さらに、一般の住民の反応についてこの内部の消息筋は 「開城工団が再開されると考える住民はいない。また(開城工団中断が)南側政府のせいだと考える人は一人もいない。我々(北朝鮮)が、閉鎖するとあらかじめ決めていただろうとの反応を見せている」 と伝えた。 [追記を読む] 19:22:23 ｺﾒﾝﾄ(0)/ﾄﾗﾊﾞ(0) [ｺﾒﾝﾄを書く] 重要なお知らせ@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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