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2011年08月12日(Fri) 【「尖閣諸島については我が国が有効に支配している」】 尖閣侵略」は「犠牲を払っても排除」 枝野発言に中国メディア反発 枝野幸男官房長官が尖閣諸島について、「他国が侵略をしてきたら、あらゆる犠牲を払ってでも、自衛権を行使して排除する」と、民主党政権としては異例の強い姿勢を示した。 枝野氏は、かつて中国を「悪しき隣人」と呼んで国内からも批判されたという経緯があり、今回も中国側から反発する声が出ている。 ■「尖閣諸島については我が国が有効に支配している」 やりとりがあったのは、8月10日の参院沖縄北方特別委員会。 江口克彦議員(みんなの党)が、政府の北方領土問題への取り組みについて質問する中で、 「このままいったら、北方領土も、竹島も、尖閣諸島も、全部実効支配で外国のものになっちゃいますよ?そして、極端に言えばもっと別のところも狙われるかもしれないという動き(もある)。なぜこうなるかというと、政局にうつつをぬかしている現代の民主党政権の隙を突いて諸外国が出てきているということですよ!」 と政府批判を展開、これに対して、枝野氏は「お言葉ですが」と切り出した上で、 「先ほど北方領土と竹島と尖閣諸島をいっしょくたにして話したが、尖閣諸島については我が国が有効に支配している。我が国が有効に支配している尖閣諸島に対して、他国が侵略をしてきたら、これはあらゆる犠牲を払ってでも、自衛権を行使してこれを排除する。他の2つの領土の問題とは違っているということは十分にご認識いただきたい」 と、色をなして反論した。 ■昨年は「悪しき隣人」発言で物議 また、翌8月11日午前の会見でも、 「万が一にもそういった(他国から侵略される)事態になれば、近隣諸国との経済関係等に相当大きなダメージを受けることが予想されるが、そうしたことよりも国土を保全する、領域を保全することの方が優先すると思っているの。一時的な経済的な影響にかかわらず、万が一にもそういう事態になれば自衛権を行使するという思いを申し上げた」 と、領土保全は近隣諸国との経済関係に優先するとの見方を示した。 この発言は国外でも報じられており、例えばロシアの国営ラジオ放送の「ロシアの声」は、 「枝野氏は『他国』の意味するところを特定しなかったが、中国のことを指しているとみられる」 と報じている。その中国国内では、やはり反発の声があがっている。例えば日本に批判的な論調が多い環球時報(電子版)は、 「中国側は再三にわたって釣魚島と、その周辺の島が昔から中国の固有の領土であることを強調している。議論の余地なく、中国は(これらの島に対して)主権を持っているが、日本当局はこの事実を変えようと企んでいる」 と批判。コメント欄には、「実際には何もできない。ただの宣伝」という声もあったが、 「打倒小日本」 「軍国主義完全復活」 「これは中国に対する宣戦布告だ」 などと勇ましい意見が続々と寄せられた。 [追記を読む] 14:26:02 コメント(0)/トラバ(0) [コメントを書く] 重要なお知らせ@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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