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2010年05月08日(Sat) 【藤村排斥事件】 藤村排斥事件（ふじむらはいせきじけん）は阪神タイガースのお家騒動の中でも最も対立が激化した事件であり阪神の歴史に暗い影を落とした事件でもある。 事件の発覚 藤村排斥事件は、1956年11月10日付けのデイリースポーツ（大阪本社版）が「阪神タイガースの選手が藤村富美男監督を不信任。フロントに更迭を要求」と一面スクープした事により発覚した。前年の途中から阪神は藤村が監督に就任。1956年は巨人と激しい優勝争いをした末2位でシーズンを終えているが、松木謙治郎が1950年に就任して以来まとまっていたチームが1954年の引責辞任（大阪球場での没収試合騒動）以来バラバラになっていた。藤村富美男・隆男兄弟中心の藤村派・吉田義男など青木一三スカウトが発掘した選手が中心の青木派・真田重蔵など和歌山県出身の選手が中心の和歌山派・金田正泰・田宮謙次郎の主砲が中心の金田・田宮派に分裂していたという状況だった。監督の藤村が相変わらずスタンドプレーをやっている、打撃練習をひとりじめするなどの不満が他派に募り、反藤村派三派が結束してフロントに監督の更迭要求を迫るまでに激化した 藤村排斥事件は、阪神の伝統であるお家騒動の中でももっとも激化した事件で、一時はチーム崩壊の危機を迎えてしまったほどまで悪化したが、戸沢代表の必死の説得の結果、藤村監督が運動の中心人物金田に謝罪という形でチーム崩壊の危機だけは回避できた。しかし長期的に見れば、この事件は何の解決にならなかったという見方が一般的である。選手がフロントに突きつけた要求は球団の体質改善であったが、事件後もそのままになっていて、実際藤村が専任になった翌年の1957年も巨人と優勝争いをした末に2位。藤村監督はこの年限りで退任するが、その後任となった田中義雄以降、藤本定義を除いて短命の監督が続くことになる。 藤村排斥事件 【楽天市場の母の日特集2010】お花やグルメなど、お母さんに感謝の気持ちを贈ろう♪ [追記を読む] 18:15:07 ｺﾒﾝﾄ(0)/ﾄﾗﾊﾞ(0) [ｺﾒﾝﾄを書く] 重要なお知らせ@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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